路線・高速・貸切バス運転士
営業部 バス営業所 入社3年目
前職では20年以上、京都市バスと民間のバス会社で勤務していました。
明石市の出身で、6年前にご縁があって丹後に移住し、1年間はタイヤ関連の仕事をしていました。でも、やっぱり自分にはバスが合っていると感じて、丹海バスに入社しました。
小さい頃から、運転士に憧れていました。特に電車かバス。電車は難しそうだったので、中学の頃にはバスの運転士を目指すようになり、高校を卒業後、まずはルートトラックの運転士に。そして21歳で念願のバス運転士になりました。
民間バス会社では拘束時間が長く、休みが少ない時期もありました。結婚して子どもも生まれた頃、家庭との両立が難しくなり、市バスに転職。でも今度は、街中での勤務がしんどくなったり、親族の介護と両立できなかったりして、いろいろ考える中で丹後へ移住することになりました。
路線・貸切・高速と、さまざまなバス業務に携わっています。
路線バスは、地元の高校生やお年寄りの方々が利用され、せかせかした雰囲気もなく、落ち着いて運転できます。貸切バスは、いろいろな場所に行ける楽しさがあります。温泉や観光地に立ち寄れることもあります。高速バスは、時間を守って走る必要があるので気はつかいますが、安全第一で取り組んでいます。
地域の方々もとても優しく、会社もアットホームな雰囲気です。わからないことは教え合い、協力して働ける環境があります。
お客様からの「ありがとう」が、何よりのやりがいです。「ええ運転やったわ」「バスがあって助かった」など、降車時に声をかけていただけることも多いです。都市部では、こちらが挨拶しても無視されることが多かったのですが、こちらでは高校生でも「行ってきます」と返してくれる。人のぬくもりを感じることができます。
また、都会では車内トラブルや通報対応も多くありましたが、ここではそうしたことに気をつかう必要もなく、運転に集中できます。自然も多く、ゆったりした気持ちで運転できるのが魅力です。
一人ひとりの能力に応じてステップアップできます。中型から始めて大型、高速、貸切へと、段階的に経験を積むことができます。
若い世代の方も入社していて、高卒で将来運転士を目指して入ってきています。昔と比べて、免許も取りやすくなり、環境は整ってきています。
勤務時間や拘束時間も以前より短く、月9日休みがあります。前日の勤務から次の日までしっかり休息が取れるのもありがたいです。
休憩時間には、運転士同士で談笑したり情報交換したりと、良いリフレッシュにもなります。
また、改善に取り組む姿勢が会社全体にあり、車両も改良しようとしてくれます。
運転が好きな人、人と接するのが好きな人にはぴったりの仕事です。自分も運転が大好きで、家族旅行でもハンドルを握るのはいつも自分。長距離でもまったく苦になりません。
また、丹海バスの魅力は、地域に根ざした温かさだと思います。
高齢者の方は、免許を返納すると「足」がなくなってしまいます。人口が減っていく中で、バスがなくなると、病院や買い物にも行けなくなってしまいます。
また通学にも必要な「足」になります。普通のバス会社では考えられないような心配りができるところが、丹海バスらしさだと思います。